RAUMPLAN

6月20日に施行された改正基準法。
なにをどうしたらこんな煩雑になるのかわからない。
いろんなところが異常。
法の精神がまったくもって不可解。
裏の人さえ動かなければ、
国相手に裁判を起こしたら勝訴できそうだ。

諸々の構造規定が決まらぬまま見切り施行。
そしてその構造規定がまたまた異常。
そのせいで申請書をチェックできないまま1ヶ月。

認定書で一冊できあがる。紙資源の無駄。
ビニルクロスの認定なんてどの検査員が
カタログと見合わせながら一個一個見ていくんだ？

申請料、適合判定料で今までの費用の4倍程かかる反面、
指定確認検査機関のの人工はこれまでの40倍以上。
それに対し、審査期間は2,3倍程度にしか伸びていない。
つまり、適当に申請書類を見て、不適合通知を出しまくり、
バンバン再申請を出させないと利益があがらない
信用もクソもないやくざな仕組。

設計事務所はお客さんに理解されないまま、
これまでと同じ設計料で施工レベルの完成度を
申請時に求められ赤字しか出せなくなる。

指定確認検査機関、設計事務所ともに、
人工あたりの単価が暴落。倒産するほかない。

経済観念がなく、実務に手をつけたことのない人間が考えた最悪の改正法。
意図的にやったとしても開いた口が塞がらない。
設計はするな、施工だけやれ、設計したけりゃ住宅だけやってろ、
という意図しか読み取れない。

要は、日本中に数多ある設計事務所と
構造事務所潰しの独裁的な法改悪。
不正を未然に防ぐには根底から断ち切る、という考え方か。

(大げさに書いたのでまともに受け取らないように)